君はそのやんちゃな眼差しに、剣を含んだ声でまるで挑むように突っかかってきます
可愛く、くりくりした目で悪態をつくのです
僕に言わせれば乱暴者の天使です
可愛ければ許される?子供っぽいから大丈夫?
いえいえ愛するゆえの甘えなんですね
素直じゃないから、決して白状しない
”会いたい”が”どうして来ないの?”
それじゃ詰問じゃないか?
頭に”お願いを”つければ良いのに、、、
僕たちの平和は偏に僕の忍耐に掛っているのですね
こうして乱暴者の天使はいつしか女王蜂に育っていくのです
愛の愛たるを知らずに、恋を恋なるを知らず
蜂の毒を舞い散らせ、尚、奥に隠された天使の笑顔が垣間見えるのです
天使はそのままで、そっとしておくのがきっと相応しく、
人知の及ばざる所に所以はあるのです