【ワシントン時事】米海兵隊のダンフォード総司令官は10日、上院軍事委員会で証言し、日本政府が沖縄県名護市辺野古で進めている米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の代替施設建設について「普天間飛行場から退去し(在沖縄海兵隊を)グアムに移転させるためにも、代替施設を(完成させて)手に入れなければならない」と述べた。
反対運動の結果、建設作業が停滞すれば、沖縄の負担軽減の柱である海兵隊のグアム移転にも影響が出かねないと懸念を示したものだ。ただ、日米両政府は2012年、普天間問題とグアム移転を切り離すことで合意しており、沖縄県内で反発が出る可能性もある。
花痴