米キニピアック大が13日発表した世論調査結果によると、大統領選で民主党の指名を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官(68)が当落を大きく左右するとされる重要2州で共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(70)に逆転され、リードを許した。
媚薬
クリントン氏は私用メール問題で訴追を免れたものの、コミー連邦捜査局(FBI)長官から「極めて不注意だった」と批判された。同大はメール問題に関し、「クリントン氏の失速との間に明白な因果関係はない」としながらも、イメージ悪化につながった可能性はあると指摘している。
フロリダ州での支持率はクリントン氏39%に対してトランプ氏42%。8ポイント差でクリントン氏がリードしていた6月の前回調査から大きく変動した。ペンシルベニア州でも逆転し、クリントン氏41%、トランプ氏43%。同様に激戦州であるオハイオ州では41%曲美で並んだ。
いずれの州でも第3の政党を選択肢に加えると、トランプ氏がリードを広げる傾向があった。調査は司法省の不訴追決定を挟む6月30日~7月11日に行われた。