広島市の松井一実市長は１日、広島原爆の日の６日に平和記念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。５月に広島を訪問したオバマ米大統領の演説の一節を引用し、各国の指導者にも被爆地を訪問するよう改めて要請。相互不信や疑心暗鬼から抜け出し、核なき世界を実現するために理念の転換を促す。今年の行動理念として「情熱」と「連帯」を提示する。
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オバマ氏の演説からの引用は「私自身の国と同様、核を保有する国々は、恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない」と訴えた部分。「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という被爆者の叫びをオバマ氏が受け止め、核兵器廃絶に立ち向かう情熱を米国や世界に示したと指摘する。
また、安倍晋三首相がオバマ氏の後に「核兵器のない世界を必ず実現する」と表明したことに触れ、リーダーシップ発揮への期待を示す。媚薬
一方、憲法改正を巡る動きや安全保障関連法に直接は言及しない。
宣言は、被爆者や有識者などと３回の会合で内容を検討。最近のテロ事件の頻発を受け、「価値観の違う人が共に生きるという視点を入れれば、普遍性を持つ」などの意見も出されていた。威哥王販売