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「防災庁舎、残す意味がある」南三陸?震災4年4カ月

東日本大震災から4年4カ月の11日、今年6月の県有化から初の月命日を迎えた宮城県南三陸町の防災対策庁舎前では津波で犠牲になった町職員ら43人の冥福を祈る人々の姿があった。
紅蜘蛛
平成21年8月の豪雨災害で20人が犠牲となった兵庫県佐用町から被災地ボランティアでやってきた佐用高校の生徒22人と教師3人も黙祷(もくとう)をささげていた。

母親と姉、弟を亡くした3年の小林竜太さん(18)は「こんな高さまで津波がきたなんて。実際に見ることで津波の恐ろしさが伝わった」と驚きをみせる。
花痴
庁舎は県有化で43年まで残される。「自分も水害でつらい思いをした。見るのがつらい人もいるだろうけど、津波被害を見て取れる場所を残すことには意味があると思う」と話した。

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中山雅史
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