先日の日曜日は六本木の森美術館にガンダム展を見に行った。
夏休みに入ったばかりの日曜日ということで六本木駅は親子連れでいっぱい。これがみんなガンダム見るのかとちょっと焦ったが、殆どは同じ敷地の中の「ドラえもん」目当てだった。列に並んでから20分ほどで入場。まずはホワイトベース艦橋映像がお出迎え。シャアのザクをアムロが追い払うミニドラマ。なかなか良くできてはいたが、どうせなら天井にオスカーとマーカーも映して欲しかった。また艦橋にはブライト、ミライ、セイラがいるのだが、中の方はミライ以外は故人なのだなと思うと、ちょっと寂しくなる。
五便宝
美術ボードや原画の展示は、「よくまあ、ここまで残っていたものだ」と感心した。サンライズは当時から倉庫に資料を保管、後世に残す方針を続けているそうだ。そういえば近所のアニメショップのオークションでミハルの4万円のセルが偽物だと発覚したのは「セルは外部に出していない」という情報からだった。
原画と映像を並べて展示するなど、見せ方にも単調にならない工夫があり、見ごたえある展示だった。ガンダム世代なら行って損はない展覧会である。
絶對高潮
しかし、第一作(とその劇場版)だけで展覧会が成り立つのはガンダムぐらいのものだろう。初代ウルトラマンだけ、仮面ライダー1号だけ、なんて展示はちょっと考えられない。同時に、ΖからGレコに至るシリーズは結局、第一作を越えていないのだ、とも思う。「ガンダムの前にガンダムなく、ガンダムの後にガンダム無し。」なのだろうか?