歯周病は歯を支える歯周囲の組織が、歯周病原菌によって破壊されていく感染症です。日本人の歯周病発症率は高く、40歳以上の成人の約80%が羅患しているため、国民病とも考えられています。ラットに対し、通常の飼料の代わりに56%の砂糖を含む飼料やチョコレートなどを与え、緑茶カテキン添加の有無による虫歯の発生率を比較しました。
緑茶カテキンの添加により、発生・進行が抑制されることが確認されました。 チョコレートにわずかでも砂糖の成分を添加している場合は、飴を舐めながら寝るのと同じことになりますので、むし歯や歯周病の視点からみると問題になります。完全に砂糖フリーのビターチョコなら一応大丈夫とは思います。
枕のチョコが完全に無糖かどうかは分からないはずですから、せっかくメードさんが用意してくれたチョコレートはおいしくいただいて、その後歯磨きをしてから眠れば何の問題もありません。抗酸化物=カカオポリフェノールの摂取が、歯周組織の抗酸化力を高め、炎症を抑制し、酸化ストレスを軽減させることを確かめました。