◇前原元外相が代表選立候補の意向固める
9月の民進党代表選で24日、非執行部系や中間派が推す前原誠司元外相(54)が立候補の意向を固めたことで、岡田克也代表を支える執行部メンバーらが支援する蓮舫代表代行(48)との本格的な選挙戦となることが固まった。催淫カプセル知名度の高い2人を柱に、野党共闘のあり方やアベノミクスに対抗する経済政策を問う論戦となりそうだ。
前原氏は25日に自らのグループ会合を開いて説明し、26日に記者会見して表明する。
党内で蓮舫氏が優勢との見方がある中、前原氏は「勝てる態勢を整える必要がある」と党内情勢を見極めていた。連携を期待した細野豪志元環境相が蓮舫氏の支援に回る考えを示したものの、大畠章宏元経済産業相グループなど中間派から一定の支援を得られると判断した。
大畠グループは24日、東京都内で会合を開いた。グループ会長の大島敦政調会長代理は終了後、記者団に「グループとして主体的に関わっていく」と語った。前原氏の立候補表明後に支援を決めるとみられる。出席者の一人は催情薬「政策が全て一致するわけではないが、蓮舫氏に勝てるのは前原氏だけだ。推薦人を5、6人出すだろう」と語った。前原氏と連携する保守系の長島昭久元副防衛相も、前原氏が立候補表明すれば支援に回る見通しだ。
中間派でも旧維新の党グループは、「身を切る改革」など代表選候補者に求める政策をまとめたが、方針決定は先延ばししている。一部が前原氏支援で動く一方で蓮舫氏を推す声もあり、一本化できるかは不透明だ。前原氏周辺は「大畠、旧維新の両グループの支援が立候補の最低条件」としていたが、見切り発車となった。
このほか若手有志が世代交代を求めて玉木雄一郎国対副委員長(47)の擁立を模索している。玉木氏周辺は「執行部対非執行部の一騎打ちでなく、三つどもえで対立構図を薄めたい」と狙うが、中間派の支持で前原氏と競合する。今のところ推薦人20人を集めるめどは立っていない。
一方、曲美旧民社党グループの高木義明元文部科学相は24日、国会内で蓮舫氏と会い、支援する方針を伝えた。リベラル系の赤松広隆元農相グループは23日に、蓮舫氏支援を決めている。